糸満の旧正月は大漁旗です

糸満の旧正月は大漁旗です

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本日平成30年2月16日は、旧暦のお正月です!
『旧暦』、自分も馴染みがなかったのですが、一般の日本人には馴染みが薄い『旧暦』とは、
日本全体でもほぼ江戸時代まで普通であった『こよみ(=カレンダー』で、
現在普通に使われている『太陽歴』は、明治になって普及されてきた西洋の『グレゴリオ暦』という『こよみ』なんですね。
現在では会社の休みや学校の休みなどに合わせて新暦の年末年始を過ごす家庭が多いのですが、
それでも沖縄ではその旧暦で行事を行う地域も多いんです。
こんな風にスーパーマーケットにもですね



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そしてここ糸満は、その『旧暦』文化が根強く残っている地域で、
春と秋の『糸満ハーレー』『糸満大綱引き』という二大行事も曜日は問わず『旧暦』で執り行われます。





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そしてやど有の近くの糸満漁港では、
この旧暦には『大漁旗』が港の空にはためきます。




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この糸満は、琉球王国成立以前の三山時代から六百年以上もの歴史を紡ぐ港町で、
先祖代々受け継がれてきた伝統行事の一つがこの旧暦の大漁旗です。





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そんな伝統、と言えば何か教科書や歴史の中の話と現実感がないですが、
お父さんのお祖父ちゃんのそのまたお祖父ちゃんの…
とここ沖縄糸満では、現実の目の前にいるお父さんお祖父さんの…と
空想や机上の話でない現実感を持って繋がっているんです。
それって、すごいと思いませんか?





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そしてそう言う事柄を、
このように幼稚園保育園の子供達の目にさせて、
お兄ちゃんやお父さんやお祖父ちゃんが頑張っている、かっこいい、
と思ってまた繋いで次代へと継いでいく…
素敵なことだと思います。




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そして、糸満の氏神様『白銀堂』にも初詣行ってきました。
やっぱり地元糸満の方は、たくさん詣られていましたね。
『カンヒザクラ』も綺麗に咲いていました。





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そしてふとびっくりしたのですが、
『白銀堂』の石組みなんですが、
この組み方、とても高度な技術じゃないですか??




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そして糸満の漁師たち『海人』、
みんながこんなではないんですけど、
旧暦の元日は港に知り合い親戚などが集まっての酒盛りが始まります。
そんなおおらかな雰囲気は、
とても素晴らしいと思いますよね。
羨ましいですよね。
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